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センター長挨拶

松本顔写真

文科省の大学改革政策(大学改革実行プラン~社会の変革のエンジンとなる大学づくり~平成24年6月)では、大学の使命はCenter of community(社会の拠点)にあるとし、その実行が求められました。これを受けて、「出雲文化学際研究ネットワーク」を大学内で立ち上げるとの小林祥泰前学長からの提案があり、その流れのなかでジオパーク、Ruby、六次産業化などがプロジェクトセンター(バーチャルセンター)として立ち上げられることになりました。農林水産業の六次産業化プロジェクトセンターは平成24年12月末に認可され、スタートしました。その後平成25年8月に文科省の地(知)の拠点整備事業に本学が採択されたため、プロジェクトセンターは本事業の一環として実施されるという位置づけとなりました。その後、平成27年4月に服部泰直現学長もプロジェクトセンターを重視する政策を継承し、現在15個のプロジェクトセンター数に達しました。さらに平成27年10月にはCOC+事業が採択されました。私どもプロジェクトセンターとしてもこれに呼応して、六次産業化で地域に貢献してゆくとともに、大学教育に六次産業化を取り入れ有為な人材を育成してゆきたいと考えております。特に消費者の立場に立ったうえで農林水産業という一次産業が‘儲かる’ことを第一義に考えて行きたいと思っております。
平成27年度、六次産業化プロジェクトセンターでは「COC 地域協議ワーキンググループ意見交換会」、「松江の魅力再発見プロジェクト」など地域活性化に係る活動を行いました。また、アグリビジネス創出フェアや出雲産業フェアなどへの出展を通して、六次産品のPRを行ってきました。後期には大学院講義「六次産業化特論」を開講し、好評のうちに終了しました。  また、平成29年度より「食の6次産業化プロデューサー」のための講義「六次産業化概論」と「地域の六次産業化」を新たに開講し、学生の資格取得をバックアップします。さらに、平成27年度には「株式会社なかうみ海藻のめぐみ」が、平成28年度には「株式会社農の郷」が六次産業化プロジェクトセンターの成果として島根大学発ベンチャーに認定されました。今後も研究によるエビデンスづくりと生産者が儲かる‘商品作り’(六次化)を行い、地域活性化を目指します。
平成29年度もこれらの運動を継続しながら、六次産品の創出、学生を含めた社会連携の強化、研究成果の指標としての学術論文の作成、外部資金の獲得を通じて島根県における農林水産業の六次産業化を推進してまいります。

島根大学農林水産業の六次産業化プロジェクトセンター長 松本 敏一


活動目的

①プロジェクトの目的

本プロジェクトは以下の2つの目的を持って遂行いたします。ひとつは、島根県の農林水産業と第六次産業の環境保全的経済発展であり、もうひとつは、古事記や神話などの歴史ロマンと物語性を持つ地域特産品を観光客誘致の起爆剤に育てることです。
島根県における第一次産業としての農林水産業と個々の生産者の収益を上げるためには、法人化による経営規模の拡大、技術や品質の向上などの施策が考えられますが、生産と加工、流通、販売を一体化した第六次産業化も大きなアイテムのひとつとしてあげられます。本プロジェクトは、島根県における農林水産業の発展を通して、わが国の食糧自給率の向上と安定化をはかるために、島根大学が持つ2つの独自のシーズ、すなわち、地域特産品の機能性と、環境循環型技術のシーズを、地域の農林水産業および第六次産業関連企業、公設試験場、行政機関と連携することで、島根県における農林漁業生産と加工、販売の一体化、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進し、具体的な商品と技術ならびに市場開発を進めます。あわせて、開発商品の歴史ロマンと物語性、マーケッティング・クォリティを付与してまいります。
具体的には、島根大学の地域特産品の機能性などに対する研究シーズを活用、発展させ、新たなる産業創出をはかるとともに、観光資源としての文化的価値を付与します。また、環境循環型技術開発グループは、農林水産物を六次産品に加工する際に廃棄される残渣をコンポスト肥料等に加工し、環境循環型の生産を可能にするための技術開発を目指します。地域ビジネス開発グループは農林水産業の生産者の現場に入り、六次産業化の成功例を研究し、島根県の生産者が六次産業化を目指すよう「やる気」を喚起するとともに、体制づくりを支援し、できあがった六次産品を販売し利益を上げるための支援を行ってまいります。


本プロジェクトは、島根県における農林水産業の発展を通して、わが国の食料自給率の向上と安定化をはかるために、島根大学が持つ2つの独自のシーズ、すなわち、地域特産品の機能性と、環境循環型技術のシーズを、
地域の農林水産業及び第六次産業関連企業、公設試験場、行政機関と連携することで、島根県における農林漁業生産と加工、販売の一体化、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進し、具体的な商品と技術ならびに市場開発を進めます。あわせて、開発商品の歴史ロマンと物語性、マーケッティング・クオリティを付与します。

②プロジェクトの計画

本プロジェクト事業は、地域特産品の価値創出、医食同源商品化・機能性研究、環境循環型技術開発、地域ビジネス開発の四本柱で進めています。地域特産品の価値創出は、アズキ、出雲おろち大根、西条柿、サクラ・果実加工品、水産資源を主なテーマに、医食同源商品化・機能性研究は、エゴマ、緑茶・仁王水、桑葉、モロヘイヤ、生薬、薬学、温泉水(美肌日本一)を材料とした機能性評価、商品化をテーマに、環境循環型技術開発はバイオマスチップ、海藻などの肥料化を、地域ビジネス開発は、農村調査を通じて六次産業化の芽を育てることならびに六次産品の販売戦略の構築をテーマに研究・活動を推進する。


組織

平成24年12月設立。
平成29年4月1日現在、以下のようなメンバーで構成している。

プロジェクトセンター長 松本敏一 生物資源科学部
兼任教員 31名(プロジェクトセンター長を含む)
専任教員 1名
アドバイザー 3名

本プロジェクトでは、

①地域特産品の価値創出グループ

②医食同源商品化・機能性評価グループ

③環境循環型技術開発グループ

④地域ビジネス開発グループ
⑤アドバイザー

の5つのグループに分かれて、商品開発、商品の機能性の検証、市場開発を行う。

地域特産品の価値創出グループ

アズキ

江角智也 生物資源科学部
小林和広 生物資源科学部
門脇正行 生物資源科学部
城 惣吉 生物資源科学部

出雲おろち大根

小林伸雄 生物資源科学部
中務 明 生物資源科学部

西条柿

板村裕之 生物資源科学部
中務 明 生物資源科学部
Somsak Kramchote 戦略的研究推進センター

食品加工

松本敏一 生物資源科学部
鶴永陽子 教育学部

水産資源(シジミ・ハマグリなど)

荒西太士 エスチュアリー研究センター

成分分析等

赤間一仁 生物資源科学部
秋廣高志 生物資源科学部
横田一成 生物資源科学部
川向 誠 生物資源科学部
池浦博美 生物資源科学部

医食同源商品化・機能性評価グループ

エゴマ

橋本道男 医学部
吉清恵介 生物資源科学部

緑茶・仁王水

紫藤 治 医学部
松崎健太郎 医学部
住吉愛里 医学部

桑葉・モロヘイヤ

山崎雅之 人間科学部

生薬

小林裕太 医学部

薬学

直良浩司 医学部

温泉水(美肌日本一)

森田栄伸 医学部
長井 篤 医学部
千貫祐子 医学部
鈴木美成 生物資源科学部

環境循環型技術開発グループ

農産・食品廃棄物コンポスト・肥料化・高温好気発酵装置

松本真悟 生物資源科学部

地域ビジネス開発グループ

農村調査、市場調査、六次産業化推進

井上憲一 生物資源科学部
保永展利 生物資源科学部
髙田晋史 生物資源科学部

アドバイザー

佐藤利夫 副学長
(地域連携・貢献担当)
中村守彦

産学連携センター
地域医学共同研究部門 

産学連携マネージャー

澤 嘉弘 研究推進室 シニアURA